個人でVtuberになってみたい…
でも何からすればいいか見当もつかない…
そんな人に向けて、今年実際に個人ブイチューバーに転生した僕がこの記事をお届けします。ちなみに僕も最初はなーーんにも知らない状態からのスタートだったので、そんな人に向けて分かるように、詳しく解説していきます。
ちなみに実際にVtuberになった主のチャンネルはコチラ↓
ブイチューバーが完成するまでの過程
まずはざっくりとブイチューバーが完成するまでの過程を見ていこう。ソフトやイラストの知識がなくともこれで一旦流れは理解してもらえると思うぞ!
ブイチューバーの全ての元となる立ち絵イラストを作る工程だ。特に表情変化はこの段階の顔を元に変化させる事になるので非常に重要だぞ。
先ほどの立ち絵をバラバラの部位ごとに分ける工程。これによりキャラクターが色んな方向を向いたり動きをつける事が可能となる。
パーツ分けしたバラバラの部位を、キャラクターが動作しているように見えるように設定するのがこの工程だ。モデリング技術によって自然になったり不自然になったり、モデラーさんの腕が試される工程。
最後に「VtubeStudio」という自分の動きをカメラでトラッキングしモデルを動かす事が出来るソフトで動作確認だ。
大きく分けてこの4工程で完成だ。
次に、これらをやっていく上でかかってくる費用について見てみよう。
費用はかかるの?無料でも作れる?
ブイチューバーになろうとしている上で気になるのはかかる費用ですよね。上にあげた過程全てを自分でする事が出来ればかかる費用はゼロですがそんな人はまずこのページを見ていません。
お金がかかってくるのは先ほど挙げた4工程の内、前の3工程で
- キャラクターデザインの作成
- パーツ分けイラストの作成
- モデリング・アニメーションの設定
これらをプロに頼む事になってきます。
①と②に関してはイラストが描ける人であれば自分で用意出来るかもしれませんが、③のモデリング作業に関してはかなりハードルが高いので99%の人はプロにお願いする事になると思います。
実際にブイチューバーになった手順一覧
僕はもともとゆっくり系Youtuberとして動画を投稿していましたが、何を思ったかふとブイチューバーになってみる事にしました。その時の実際の手順・やった事を書いていきますので、ゼロからブイチューバーになる具体的なイメージがしてもらえるかと思います。
依頼場所(サイトか個人か)を決める
自分で絵が描けない僕の場合、モデル(キャラデザ)を描いてもらう絵師さんを決める所からスタートしました。ブイチューバー用のモデルを描いてもらう場合、以下の2つをセットでお願いする事になります。
- キャラクターデザインの作成
- パーツ分けイラストの作成
立ち絵に加えてパーツごとのバラバラのイラストも描いてもらう事になるので、「ブイチューバー用」として仕事を募集している人を探す事になります。
Twitter上でお願いする事も出来ますが、代金の先払いは不安だなと思ったので僕の場合ココナラというサイトで絵師さんを探しました。ココナラは別件でイラスト依頼をする際にも使用した経験があったので再度使ったんですが、ブイチューバー依頼というジャンルも用意されており、イラスト制作とパーツ分けがセットになった案件が基本となっていて助かりました。
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依頼する人を決める
どこで依頼するか決めたら次は誰に依頼するかです。
先ほど紹介したVtuberイラスト・モデリングのカテゴリを開いてみるとこんな感じで様々な絵師さんが出てきます。
この中から自分の希望する絵柄とか、雰囲気のキャラデザを描いてくれそうな人を選ぶ訳ですが、ずばり値段はピンキリです。
そしてお気づきかもしれませんが、
- キャラクターデザインの作成
- パーツ分けイラストの作成
- モデリング・アニメーションの設定
これらを全てセットで受け付けている絵師さんもいます。もちろん全てセットの方が値段はその分高くなります。
僕は①②をお願いした絵師さんと、③のモデリングをお願いした人は別々の方でした。
理由としては
- キャラデザ担当の絵師さんの値段が安かった
- キャラデザ担当絵師さんと連携しているモデリング担当の人(それもココナラ)がいて、その人に頼めばモデリング代が大幅に割引してもらえた
こんな感じです。絵師さんの依頼ページに、こういう風に書いている人がチラホラいるので出来るだけ費用を抑えたい!という方はチェックしてみましょう。
色々吟味しましたが、僕は①キャラデザ②パーツ分けイラストをセットで20000円で受け付けていた絵師さんにお願いする事にしました。
絵師さんのプロフィールにはメルカリなんかと同じで”評価”項目があり、過去の取引相手のコメントも見れるのでしっかり確認しておきましょう。また、過去のポートフォリオ(作品集)も載せてあるのでこれもあわせて要チェック。
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キャラデザ(モデル)の作成
依頼する絵師さんが決まったらサービス購入しましょう。
そしてここから本格的にキャラデザ・モデル作成に着手していきますが、おおまかな流れはこんな感じです。
まずは絵師さんにどんなデザインにしたいかと伝える所から始まります。僕は今まで2回イラスト制作をお願いした事があるが、自分の頭の中の理想のキャラデザを相手に伝えるはめちゃくちゃ難しい!ココナラの場合、画像ファイルも添付してLINEのようにやり取り出来るので、画像を駆使して「目元はこんな感じ」「髪型はこのキャラみたいに」等具体的に伝えよう。
デザインを伝えると、イラストを描く前に絵師さんからこちらの要望をまとめて確認が入る。僕が依頼した絵師さんはこの段階でラフな下書きをパパッと書いてくれたので、自分の中のイメージと絵師さんのイメージの違いを確認出来た。
ある程度デザインの地盤が固まってきたら実際にイラスト制作にかかってもらいます。絵師さんにもよりますが僕の場合5日前後ぐらいで描いていただけました。
描いてもらったイラストを受けて、修正指示を出します。絵師さんによっては修正〇回までは無料、以降は有料という人がほとんどなので1回の修正で出来るだけまとめて要望を出すようにしましょう。
ここで完成したキャラデザが全ての元となるのでここは妥協せず、納得のいくまで修正してもらう事をおすすめします!
笑顔・悲しい・怒り等の表情差分を作りたい場合もこの段階で同時に依頼する事になります。僕が依頼した絵師さんの場合、差分〇個までは無料、それ以上は有料といった具合でした。
パーツ分けイラストの作成
完成したキャラデザをバラバラにパーツ分けしてもらいます。動かしたい動きが細かければ細かいほどパーツ分けの細かさも細かくなり、費用も比例してあがります。僕は一般的なレベルのパーツ分けで充分でしたが、この動きはさせたい!というのがあるのなら絵師さんに相談してみてください。
それ以外は特に依頼側としてする事はないので絵師さんの作業完了を待ちましょう。
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モデリング作業
次に、パーツ分けされたイラストを元にキャラが自然に動くように設定(モデリング)してもらいます。といってもほとんどは顔の表情変化の設定になります。カメラの前の自分の表情とキャラの表情がリンクするようにつなぎ合わせてもらうイメージですね。実際の作業は以下の動画で分かりやすく説明されています。
僕の依頼した絵師さんの場合、作業期間は約2週間ほどでした。
Live2Dで動作確認・修正
いよいよ実際にLive2Dでアバターを動かしてみての確認になります。Live2Dというのはイラストを動かして3Dで動いてるっぽく見せるソフトの事です。
このソフトにバラバラのパーツ分けモデルと、モデリングデータを読み込ませる事でVtuberの動きが実現するという訳ですね。
ちなみにこのLive2Dソフトには「FaceRig」「Animaze」「Vtube Studio」「nizima LIVE」など複数種類ありますが商用使用する場合は「Vtube Studio」のみ無料なので個人的にはこれ一択でした。もう半年以上使っていますが今の所不満は一つもなく使えています。
自分の動きに対してアバターが対応して動いているか、表情変化のチェックも行います。キャラデザの時と同様にここでも修正をお願い出来ます。僕の場合は
- 目の離れ具合
- 起こった時の眉の角度
- 目のハイライト具合
- 表情ごとに目の大きさを変更
等の要望を出しました。
確認の為にLive2Dを行う環境(相応のスペックのPC+トラッキング用カメラ)を整えておく必要があります。どのみち揃える事になるのでなるべく早く買っておきましょう。※僕が実際に購入したものは後述します。
完成
Live2Dでの確認が終わればデータを納品してもらって完成です。Youtube等で知名度をガンガン上げていきましょう!
ちなみに、「表情差分をもう少し増やしたいな」「手を振る動きを追加したいな」という場合はこの時依頼した絵師さんにお願いするとスムーズかつ割引してもらえる可能性があるので声をかけてみましょう。
ちなみに僕の場合、キャラデザからモデリングまでトータルでかかった費用は約40000円でした。
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手軽にブイチューバーになる方法
あまりおススメはしませんが、もっと手軽にブイチューバーになる方法も存在するので紹介だけしておきます。
作成済モデルを購入する
今回僕が作ったようなLive2Dモデルは実は作成済のものが商品として売られています。0からキャラデザして作り上げた方が愛着がわきますが、特にこだわりがないという人はこういったサイトから気に入ったアバターを買うのも一つの手かもしれませんね。
参考:nizima
アプリで簡単にブイチューバー
Youtubeの場合、ほとんどの配信者がPCソフトでブイチューバーになっていますがスマホアプリでもブイチューバーになる事が出来ます。ですが以下のようなデメリットもあって僕は使用しませんでした。
- そのアプリ上でしか配信できないものが多い(Youtube不可)
- パーツは用意されているものから選ぶ為デザインが制限される
- 細かい所までデザイン出来ない
簡単に作れるのがアプリの魅力ではありますが、同時に出来ない事も非常に多いので僕は見送りました。
ブイチューバー配信に必要なもの
ここで、ブイチューバーモデル以外で配信(Youtube)に必要なものを紹介します。実際に僕が使っているものも併せて紹介するので全然分からないという人は同じものを用意するのもアリ!
トラッキング用WEBカメラ
ブイチューバーはWEBカメラで顔を撮影しながら目や口の動きを検出してアバターに反映させます。ブイチューバー用WEBカメラはネットで調べると色々出てきますが顔の動きを検出するだけなので高額なものは必要ないです。僕が使っているのは2000円程で買ったコチラ↓
全く不自由なく使えています。同価格帯のロジクールWEBカメラでも良いと思います。
マイク
ブイチューバーとして活動する上で地味に重要なのがこのマイクです。僕は配信当初、上画像のようなゲームで使うようなヘッドセットについているマイクを配信でも使っていたんですが、
ノイズがエグイ!
視聴者さんから「台風の中で配信してる?」って言われるぐらいゴォゴォガタガタ余計な音が入りまくっていたので、マイクはまともな奴を最初から買った方がいいです。
僕が使っているのはコチラ↓
スタンドもついてるので買ってすぐ使えました。ノイズも全く入らなくておススメです!
相当スペックのPC
アバターを動かすにあたってPCのスペックもそれなりに必要になってきます。僕は当初ネットサーフィン用のデスクトップPCを使っていましたが配信を始めるにあたって以下のPCに新調しました。
それなりの値段がしましたがおかげでなんの不満もなく使えています。
配信を行うという事は、Live2Dソフトを動かしながら配信用ソフト(OBS)とYoutube、コメント読み上げソフト等も全部一気に起動する事になります。
僕は正直PCに詳しくなかったので、ドスパラというPC専門ショップで店員さんを捕まえて、「ブイチューバーとして配信したいのでそれに見合ったスペックのPCをください!!!」といってこれになりました。自分で調べる時間がもったいないですからプロに聞くのが効率良いです。
Stream Deck
これは必須ではないですがブイチューバーとして配信する上では確実にあった方がいいです。これ何かというと、ボタンに動作を記憶させられるデバイスです。見てもらった方が早いので参考に使い方をどうぞ!
要は配信でよく使う動作(アバターの表情変化、効果音、画面切り替えなどなど…)をボタンに割り当てれちゃうんですね。
逆にこれがないとPCの画面上でマウスやキーボードをポチポチしないといけないので、僕はもうこれナシには配信できません笑。絶対買って後悔しないのでおススメ度★★★★★
ブイチューバー制作に関してQ&A
最後に、これからブイチューバーになろうという人向けにQ&Aを用意してみました。ここにない質問があればバンバンコメントくださいな!
- ブイチューバーになるのにいくらかかった?
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僕の場合トータル4万円です。内訳はキャラデザ20000円、モデリング20000円でした。
- 制作期間はどれくらい?
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僕の場合キャラデザに約3週間、モデリングに約4週間だったので2か月みてればいいと思います!
- 絵師さん選びのコツは?
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何に重きをおくかですが、僕ははじめから完璧なモデルじゃなくてもいいやと思ったので金額優先で選びました。同価格帯で、絵師さんの絵柄やサービス内容を見比べて一番コスパがよさそうな絵師さんにすると良いかなと!
- キャラデザが浮かばない…
-
そんな時は上で紹介した作成済アバター販売サイトを眺めてみましょう!ピンとくるものがあればモデル購入も時短で吉!
- 主がそのアバターにした理由は?!
-
わりと真面目に印象に残るからです。Vtuberは今やありふれているので他人と異なるデザインにするのも戦略の一つですよ!
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